NOTE

中と外を生かしあうために
2020.4.23

今日は家づくりのお話を。

家は中だけのことではありません。外の空間も同じくらい大切です。マチを歩いていると感じることは、外と中が明確に切り離されていることが多いことです。

駐車場と玄関アプローチが単純に通路や駐車のみの用途として面積を占有し、それ以外には利用しづらい計画となっているために、どこか勿体ない場となっていることが多いです。せっかくの場所が計画で勿体ないことになっています。せっかく自分たちの敷地なのだからうまく使い倒したいですよね。笑 有効的に生かしたい。

空気が流れる=人が使いやすい場になる

新居浜の家では、少し郊外ということもあり敷地を比較的広く確保ができたのですが、単なる駐車場・動線にしかならないような計画にはしていません。これは大なり小なりに関係なく計画が可能です。

敷地内に入ってすぐにバイク置き場を設けました。バイク置き場のまわりをアプローチ空間とすること、ぐるっと回遊できるようにすることで、息苦しさを無くす計画としました。空気が滞留することなく流れるように。

それにより、中庭に入っていくためのルートだけでなく、子どもたちが遊び回れること、バイク置き場はベンチを設けているので、座って世間話もできるので、それらの空間が憩いの場となるように考えています。

中と外が楽しめる仕組みを計画する

次は、外部ウッドデッキと縁側空間。室内の廊下部分に合わせて、ウッドデッキをL型に設けることで、室内と外部が一体になるように計画しました。晴れている日は、室内の廊下が縁側となって、座ったり寝転んだりしながら本を読んだり。子どもが中庭で遊ぶ風景を楽しみながら家事を楽しんだり。中庭は木を植えたり、バーベキューを楽しんだり。中と外が繋がるような使い方を大切にし、楽しめるような計画としています。このような使い方が、物理的な面積よりも心理的に広く感じられるための要素となってきます。

座り方から安心感を育む計画

この住宅は、ダイニングテーブルの椅子は設けずに、床に座布団を敷いた座卓とするタイプでした。椅子に座る場合とは違い、目線の位置が下がるため、空間を感じる重心も一緒に下がります。

そうすることで、最も高い位置にある屋根の存在感がより強まって、大屋根の下で家族みんなで暮らしているという安心が生まれます。安心感の中で、縁側とデッキ空間を計画することで、安心感と開放感がシンクロし、より外も暮らしの一部としていきたいという、アクティブな行動が生まれやすくなるのです。

暮らしは、様々な要素の組み合わせにより作られます。お客様の要望をお聞きしながら、その真意をヒアリングし、安心感と優しさ、そしてアクティブさが育まれていく場となるように計画をしていきます。皆さんと楽しさや大変さ、喜びを様々な感情を共有しながら、本当の意味での良い場所を作りたいと思っています。

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私たちは、兵庫県加古川市を拠点に活動する建築設計事務所です。”優しくなれる場所をつくる”をコンセプトとして、自然と人が寄り添うワクワクできる場所づくりを実践しています。時代を見据えた従来の概念に捕われない柔軟な発想で、場作りのご提案を致します。建築だけではなく、資金計画はもちろん、敷地探し等も対応しております。店舗の場合は、企画・立案~建築以外の庭廻りやグラフィックデザインまでトータルのご提案が可能ですので、ぜひ小さな疑問ややりたいことをお問い合わせください。コンタクトフォームはこちらからどうぞ!

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