神戸市北区広陵台のリノベーションです。
家づくりに求める要望をはじめ、ご家族やご自身が大切にされたいことを1枚の紙にまとめていただきました。毎日これから住まう場所なので、機能性を特に意識しながら、また柱や壁など構造的なことを踏まえながら、計画していきます。2週間に1度、打合せをしたり、LINEなどで写真や文面をやりとりしながら、一緒にああでもない、こうでもない、と対話を重ねていきます。
そうすると、最初よりも大切にされていることがクリアになっていくのですね。私たちはお施主さんの伴走者として一緒に家づくりを行います。
お施主さんの希望は、
「たくさんの観葉植物を楽しめる家にしたい」
この希望を軸として、好きなことや大切にされていることを空間に落とし込んでいきます。特に奥様が機能面や
空間のイメージを持っておられ、旦那さんはシアタールーム！というものでした。お互いに好きな時間を楽しみながら、観葉植物たちの中で家族の縁を深めていく、そんな家を目指しました。
元々1階は和室やLDKや水回り、2階は洋室や和室の寝室とトイレがある間取りでした。床も床下含め傷みがあり、所々沈んでいる場所も見受けられました。
毎日住む場所ですので、キッチンとパントリー、洗面所、LDKはぐるりと回遊性をもたせ、家事動線の短縮に努めています。またウォークインクローゼットは、ウォークスルークローゼットとしました。ウォークスルーとは通り抜けられるという意味。玄関に近接させることで、上着の着脱がスムーズであったり、リビングにも面しているので、着替えてそのまま玄関へ行けます。風通しも良く、窓にも面さないので服の焼けもないので安心です。
既存の和室は解体してLDKをひろげ、キッチンはカウンターにより手元を少し見えにくく配慮したアイランドキッチンとしました。アイキャッチとなるカウンターは左官屋さんに色味などを調合してもらい、磨き上げました。そして腰壁には表情のあるオーク材をさらになぐり加工でより際立たせ、植物の不均一さと合わせました。
生活感が違和感なく馴染んでいく、ムラ感のある空間に
床材は、これも表情が特徴的なアカシアのユニフローリング材(
壁は、水性塗料による塗装と玄関からリビングまでの壁に、
全体的に、空間にあえてムラを持たせたつくりとしています。
楽しい日もあるし、疲れた日もあります。
ご依頼いただきありがとうございました！
場所：兵庫県神戸市北区広陵台
用途：専用住宅
規模：木造2階建
延べ面積：134.98㎡(40.83坪) 1階/80.32㎡(24.29坪)、2階/54.66㎡(16.54坪)
敷地面積：197.11㎡(59.63坪)
設計：八木健吾建築設計事務所 八木健吾
施工：たかとり工務店 川原康弘
左官：河野左官 河野 友洋
写真：三木 魁人
動画：三木 魁人
お客様の声
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●まずやりたい事、イメージ、大事にしている事など、自分たちの話をとことん聞いて理解してくれる
●リノベでも出来る希望の間取り(なるべく希望に近づけてくれる)
●左官のイメージサンプルを何色も希望に沿うように作ってくれる
●好きな照明器具や電球を１つ1つ選べること
●コンセントの位置や電気の配線なども要望を聞いてくれる
●空間イメージにあった木材や照明器具を提案してくれる
●家具や天板を一緒に探しにいってくれたこと
●何か問題があった時でも、現場で実際に自分達も見て確認しながら説明してくれ、解決策を提案してくれる
●フローリング材や見切り材まで希望が出来たこと
●金物や表札など全て高さなどの希望も聞いてくれる
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K様、ご依頼いただいてありがとうございました。
最初は、銀行の融資や見積の話からスタートしましたね。懐かしいです。ご要望もたくさんあり、話していく中で、なぜその希望なのかが、会話を重ねるごとにクリアになりました。シアタールームも作ってよかったですね。そんなお話も聞けて良かったです。
これからの生活が楽しみですね！また、遊びにいかせていただきます^^
